11月26日はいい風呂の日だそうです。
お盆やお正月は何にもしない駄目人間ですが、2月22日は猫の日とか11月26日はいい風呂の日とか言われると、何かしたくなります。
お風呂に入れる素材は塩やお酒をベースに、香りのよい食材などを組み合わせるのが好きです。特別なものよりはあまったものが使いやすいです。りんごやみかんの皮とか、ショウガのはじっことか、半端に残ってしまったハーブやスパイスとか。あまり固いことを考えずにあまったものを組み合わせてみると意外によかったりします。
昔はお風呂が大好きで、風呂の具日記という記録をつけていたり、お風呂の本をいろいろ読んだりしていました。大好きなお風呂の本は何冊もありますが、レシピを作る上で大きな影響を受けたのは大海淳さんの「薬湯」(農文協)。入浴剤は特別なものでなくお味噌汁の具のように身近で自由なものなんだ!と感じた1冊です。
お風呂は体調によって入り方を変えるということを教えてくれたのは、バスクリンの石川泰弘氏の書いた「お風呂の達人」(草思社)。わかりやすくて実用的でおすすめです。
個人的の大好きなのは丸尾末広氏の「How to Take a Japanese Bath」 (Stone Bridge Press)。40ページ程度の小さなミニブックですが、お風呂に入るという儀式についてわかりやすく描かれた本です。これは日本に到着する国際線の機内に置いておいてほしい1冊です。
お風呂の流れでタイルが好きという方がいたらぜひ銀座INAX1Fのブックギャラリーへ。オランダのタイルの本、イスラムのタイルの本、いろいろ揃ってて惚れ惚れします。他、INAX出版の本が充実していてお風呂まわりの本などもたくさんあります。
お風呂の中での読書もまた格別です。ページがちょっとふやけちゃっても気にならないならぜひお風呂でのんびり読書を。
いい風呂の日の入浴剤(1回分)
りんごの皮 1個分
ショウガスライス 1かけ分
シナモンスティック 1本
日本酒(またはその他のお酒) 2カップ
グリセリン 大さじ2
作り方
すべてを合わせて2、3日おいておく。
中身を取り出し、エキスの出たお酒をお風呂に入れる。